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意見書・主治医対応(依頼状含む)

「追補・追加意見」はいつ必要?高次脳機能障害/TBIで“後から崩れる”ポイントと備え方(弁護士向け)

結論(先に要点)追補・追加意見が必要になるのは、ざっくり言うと新しい資料が出た(診療録・リハ記録・検査・家族メモ・就労情報など)相手の反論で評価軸が変わったときです。実務上は、追加資料を入れたうえで時系列の更新空白・矛盾の再点検反論ポイント...
時系列整理(矛盾・空白)

時系列にすると見える「空白」と「矛盾」:高次脳機能障害/TBIで反論ポイント候補を早期発見する(弁護士向け)

結論(先に要点)高次脳機能障害(TBIを含む)は、資料を時系列に並べるだけで立証の弱い「空白」反論の餌になる「矛盾」が早期に見えます。実務では、空白・矛盾を「指摘」で終わらせず、追加で取る資料/医師への質問に落とすのが堅いです。なぜ時系列が...
資料取り寄せ・記録の読み方

主治医宛「依頼状ドラフト」で抜け漏れを減らす:高次脳機能障害/TBIの意見書依頼を通す要点(弁護士向け)

結論(先に要点)医師への依頼は「お願い文」ではなく、必要情報が落ちない枠組みです。実務上は、目的(何の手続に使うか)対象期間(いつ〜いつの評価か)根拠資料(資料名・日付・該当箇所)争点(何を明確化したいか)質問(医師が答えられる粒度)をセッ...
検査・評価(神経心理・ADL等)

神経心理検査は「いつの結果」を見るべきか:弁護士向けの時期・読みどころ

結論(先に要点)神経心理検査は「点数」だけで争うと反論が増えます。実務上は、実施時期(いつの検査か)当時の前提条件(疲労・薬剤・環境等)生活機能との接続(IADL/就労/対人)を、時系列の中で整理して扱うのが堅いです。検査結果が“そのまま立...
画像・画像陰性

画像所見が弱い(陰性)と言われたときの整理:争点を崩さない3つの視点

結論(先に要点)「画像所見が弱い/陰性」は、そこで議論が止まりがちですが、実務上は(1)急性期の根拠、(2)経過の一貫性、(3)生活機能・検査、の3視点で根拠付き時系列に整理すると、争点が組み立て直せます。重要なのは“ストーリー化”ではなく...
資料取り寄せ・記録の読み方

不足資料の優先順位の付け方(高次脳機能障害):まず取りに行く3点

結論(先に要点)高次脳機能障害の立証では、「資料が足りない」こと自体よりも、何を先に取りに行くかの順番で、その後の争点整理の精度が変わります。優先順位は、(1)急性期の根拠、(2)経過の一貫性、(3)生活機能・検査の接続、の順で組み立てると...
時系列整理(矛盾・空白)

一次確認(資料スクリーニング)で何が分かるか:A/B/C判定の使い方(弁護士向け)

結論(先に要点)一次確認(資料スクリーニング)は、意見書の可否を“断言”する工程ではなく、提供資料の範囲で「争点整理の見通し」を早く作るための工程です。急性期〜現在までの記録を根拠(資料名・日付・該当箇所)付きで時系列化し、争点上の矛盾・空...
時系列整理(矛盾・空白)

外傷性脳損傷(TBI)と高次脳機能障害:弁護士向け整理

結論外傷性脳損傷(TBI)と高次脳機能障害は、交通事故・労災の実務で混同されやすい一方、争点整理の場面では「用語」よりも根拠(資料)と時系列が重要になります。画像所見が強くないケースでも、急性期〜現在の記録を同一の時間軸に置くことで、経過の...
急性期・初期対応

急性期〜入院初期の資料チェックリスト(高次脳機能障害)

結論(先に要点)高次脳機能障害案件では、後から争点化されやすいのは「症状がいつ・どの根拠で出ていたか」です。急性期〜入院初期の記録は、症状の“出発点”と“経過の一貫性”を支える資料になり得ます。まずは「どの時点の、誰の記録があるか」を欠落な...